第65回通常総代会

議長 松永 純一  津島支部  副議長 山本 浩志  瀬戸支部

2016年4月20日 メルパルク名古屋


基本方針


平成27年度事業報告を踏まえて、本年最大のポイントになる点を以下に提示する。

① 一つには日本全体の消費経済の動向と私たち花き業界とは、まったく別ではない。政府は来年消費税を10%へ上げる予定しているが、大きな疑問と懸念がある。

もともと消費税は税の基本である利益にかけると言う考え方に反している。儲かる前すなわち物を売る段階で消費税をかけ税収を増やそうとしている。

竹下内閣で消費税を導入して以来3%、5%、8%と上げる度に国の税収の総額は下がっている。なぜならば一時の駆け込み需要はあっても、確実に消費景気を下げているからである。

逆に消費税を下げることによって景気を上向かせることができる。私たち経済人はこの事を業界として国に訴え続けて行きたい。

② 次に過去の農林水産省の統計によると1年間に1度も花を購入しない世帯がおよそ6割ある。

子供の頃身近に花があった人でこの1年で花を購入した人が7割、身近に花がなかった人ではこれが4割以下となる。

1 人当たり消費量は最も多いスイスの4 割で、他の先進国並みの水準となっている。

経済の低迷がここ20 年長く見積もれば30 年も続いている。GDPにおける花き産業全体の金額が1 兆円となって以来横ばいもしくは下降している。

その原因はどこにあるのか?

国産花き生産額も平成12 年をピークに減少している。

切花:3・9 月(彼岸)、5 月(母の日)、8 月(お盆)、12 月(年末年始)など物日のある月の購入金額が高い。

園芸品では、ガーデニング開始時期にあたる4・5 月業態の推移 合計41000 店 花店(個店)からスーパー・コンビニに移行

③ 以上マクロの視点を踏まえ名花協組合員の生き残り作戦として

 ☆ 慶弔花の需要を会館から取り戻す。スタンド花→花束へ

  誰でもお供えできる。お寂し見舞いでお菓子を持って行くように。

  スタンド花に名前(名札)を大きく出すのではなく、心を込めて贈る。

 ☆ 物日の本質からせまる。バレンタインデー

  狭い範囲の奪い合いをやめる。

  チョコレートから花へ愛を高めあうイベントであると再認識する。

  愛に花束をそえる。

  フラワーバレンタインをいち早く普及させるなら、バレンタイン時期は花屋にチョコレートを置いたらどうだろう。お菓子屋さんに花を置かれる前に。

  異業種とのコラボ・タイアップを提案していくことが「狭い範囲での奪い合い」を防ぐことになるのではないか。

 ☆ 物日→誕生日に特化する。1 年366 日が物日

  誕生花とその花言葉をお客様に教えてあげる。→花に対する興味がいっそう深まる。

 ☆ お見舞花

病院の内部事情に影響されない本来の花の癒し効果を前面に出す。

見舞花や花育については、普段から花に触れ、花に囲まれるということがどれだけ癒しの効果があるかということを前面に押し出していく。

会社事務所内に花を置くことでストレスを軽減し、人間関係を良好に保つことができるという研究結果もある。

そのうちセールスマンが営業先に花をもって訪問することが当たり前になるような時代が来ることを希望する。

④ こうして会社関連の義理の贈り花から個人の交流を深める花贈りに転換する。

子どもたちへの花育の大切さがクローズアップされる。子供のころから花に親しんだ人は、大人になっても花に対する気持ちが素直で人にあげたいなと思う。

誕生日、結婚記念日、母の日、父の日など親しい間柄の人たちに花を贈る習慣が増えていく。

⑤ 最後にどうしても言っておきたいことがある。

それは上記のような取り組みをする場合、組合員の皆様方の力がどうしても必要である。そこで年始の支部総会には理事が手分けして出席し、現場のご意見を伺っている。

しかしまだまだその交流が不足しているのが現状です。過去には毎月の理事会への支部長の傍聴を行った。この一年色々なことを試みたいと思っている。

このような厳しい環境で組合員さんが減少しているにも関わらず、購買の売上はここ数年ほぼ横ばいで推移している。

これは組合員さんのご協力と職員の頑張りに負うところが大きい。

そこでこれからも組合員さんには購買部を積極的に使っていただきたい。

購買部での売上収入が名花協の収入の三本柱(購買・組合費・供花辞退連絡手数料)の中で最大の額となっている。

そこでこの一年の目標として組合員、職員、理事の三位一体を図りたい。

これまで述べたような厳しい経済環境であればこそ、内部の団結がいっそう大切なことと思う。各位のご協力を切に願うものである。