第62回通常総代会・第2回組合員大会

議長 鳥居 隆 中支部   副議長 寺尾 利幸 守山支部


3月26日(火)名古屋市千種区・メルパルク名古屋にて第62回通常総代会を開催しました、 当日は72名(委任状を含む)の出席、今年度決算、来年度予算、定款の変更、次期役員の選出と多くの審議事項がありましたが、出席総代の皆様のご理解、ご協力により、全て採択され無事終了することが出来ました。 また総代会にて60年ぶりとなる組合員大会の開催が承認され、総代会終了後第2回組合員大会が開催されました。こちらは総勢100名を越える中、中村理事長の「市場一本化」の決意表明と、各組合員からの「市場一本化」要望を松原関係者を含む来賓の方々に訴え盛況のうちに終了する事が出来ました。 両総会とも、出席者の皆様のご協力のおかげでスムーズな運営が出来ました事をこの場を借りて厚く御礼申し上げます。 同日、組合顧問として永年にわたりご尽力いただいた寺西学顧問の葬儀が中村区で行われました、来賓の方々もご来場の中、出席者全員で黙祷を捧げ、氏の功績を讃えると共にご冥福を祈りました。

画像提供 ㈱ 花卉園芸新聞社


名花協並びに名花協組合員の成長・拡大の基本方針 低迷する花き業界の活性化 バブル崩壊以後、我が国の経済は長期デフレを脱却出来ず混迷を極めております。 別けても我花き業界は二十数年に及ぶ“長期単価低落傾向”により生産・市場・小売の各段階で縮小、廃業が続き、マーケット規模は今や最盛期の半分近くに縮減しました。 生産では野菜等食物への転作・転業が進み、市場では「大」が「小」を飲み込む“統廃合”が行われ、わが小売業では声も立てずに消えて行く“廃業”が静かに進行しております。 この様な状況の中業界全体の活性化は緊近の重大課題であります。 特に我東海地域(愛・三・岐・静)は愛知県を中心に凡そ全国の30パーセント強を占めている我が国最大の花産地であります。 この東海地域の活性化は即ち我が国花き業界の活性化と言って過言ではありません。 私達名花協組合員店の健全なる運営・成長はこの“活性化”に如何しても欠かせない要件で有る事を自負しております。 又第三者的見地からも自明の理であります。 「高品質・少量・多品種」という我国特有の伝統的生産体系を支えるのは正に我々“専門小売店”なのです。 消費者の多様なニーズに正確にかつ繊細にそして感性豊に応える専門小売店こそが「はな王国東海」を底辺で支える存在であります。 名花協はかって1200余の組合員を擁する我が国最大級の生花小売業組合であり、全国生花小売業界のリーダー的存在でありました。 十数年続く組合員減少で今や700余名と成りましたが、全国五指に入る強力組合である事に変わりはありません。 その名花協が今、求められている事は組合員減少に歯止めをかけ、個店の成長、発展を図り組合勢力の維持・伸張を期し、 組合員店が専門店としての真価を発揮し花き消費の拡大と深化への貢献を成し遂げる事であります。 “花き”は「人の感性そのものに訴える」と言う特性を持つ“消費財”であり、また「天候に大きく左右される農作物」で工場産品と異なり、 産地と作り手と気象によって二つと同じものが出来ない“消費財”であります。 その上、零細小規模ではありますが全国凡そ20,000 余の生花小売店が提供するギフトを中心とする商品群には 決して同じものは無いという特性も持つ極めて希少な“消費財”であります。 又、感性に訴える力は先進・成熟社会で益々大きく期待され、様々な場面での消費が多様に展開される可能性があります。 “花き”のこの様な商材特性を広角的に担うものは“花専門小売店”以外にはありません。 この花専門小売店は残念ながら弱小零細でありますが、全国津々浦々に隈なく営業展開しており、 この20,000 余の小売店が個人経営が中心であるが由に逆に“花き”の商材特性を十二分に発揮させられる存在でもあるのです。 東海地域に於ける花専門小売店で組織される事業協同組合は約20団体ありますが、規模、歴史、伝統の面でも我名花協は最大・最強である事は周知の事実です。 名花協の地域で占める大きさは、名花協に課せられた責務も大きいとも言えます。 敢えて言うならば 名花協の活性化無くして本地域の花き産業の活性化は無い! のであります。 名花協はその使命と必要性を痛感し、平成24 年度の主要事業に「名花協活性化委員会」を立ち上げ、 {支部組織の強化と組合員意識向上}{組合員の専門店力の向上}{購買事業の拡大}{組合と組合員の社会認知の徹底}{事務局の充実}をテーマに活動を展開して参りました。 言わば“内からの改革・活性化”を始めたのです。 この名花協も近年「盛業店の廃業」という今まででは見られない異例とも言える事態に見舞われております。 昨年4月をもって廃業された100 年の歴史を持つ老舗A 店がその例です。廃業の決断に至る経緯には様々な要因が推測されますが、 その中の一つに俗に言う“商売がやり難くなった” 事があります。誰でも一様に感じている事ですがその中味に「無秩序な仕入れ環境」があります。 平成22年4月に開業した愛知名港花き卸事業協同組合(以後“名港”)への不完全な移転は松原地域に残存市場を許し、 限られたマーケットにも拘らず二ケ所での仕入れを余儀なくされると言う異常かつ極めて不便・不都合な仕入れ環境が現出しました。 この事で我々零細弱小の名花協組合員が最大の被害を被る事態となっております。 加えて所謂「柳橋化」は益々助長され、専門業者と消費者が入り乱れての無法・無秩序が横行しております。 予てより名花協は市場・問屋側に専門業者優先、消費者への不売を申し入れておりますが、その徹底は効を挙げず、無秩序の拡大は目を覆うばかりです。 これこそ“商売がやり難くなった”元凶とも言える要因であります。 一方この二ケ所への分裂状況は名古屋地域の花き卸売市場の弱体化と無縁ではないと考えられます。 一時的に残存勢力が勝ち組の如く評されましたが、実態は東西巨大市場の凌駕を許す事となり、当地大産地はその草刈場と化しつつ有ります。 兆候としか言えないかも知れない現今の市場衰退(?)傾向に今歯止めを掛ける事はこれ又緊近の課題です。 市場の相対的衰退は我々専門店、名花協組合員、名花協にとって重大問題であり危機意識をもって取り組まなければなりません。 市場主義経済下に於ける規制緩和の流れは止まる事はありません。 市場法では仲卸の消費者への販売は規制されておりません。小売店は自らの力で自分を守るしか有りません。 松原の「柳橋化」が進めば我々専門店の相対的弱体化を抑止できません。 もし専門店の衰退が止まらなければ前述しました様に花き業界全体の活性化はあり得ません。 これらの観点から市場の活性化は単に市場の問題に止まらず我々小売店の問題でもあります。 問題点の解決に!! 名花協組合員を取り巻く仕入れ環境の整備・活性化! (“外側からの活性化”) 専門小売店の活性化こそが市場問題の解決に繋がり、市場問題の解決こそが専門店の活性化に資するのでありますから、 両者は極めて密接に“あざなえる縄”の如き関係である事は論を待たないのであります。 他方、市場経済下では、自らの権利・権益は自らの手で守らなければ成りません。 名花協はここで大きな力を発揮できます。700 余の組合員の結束力を持ってこの問題の解決。 即ち専門小売店の権利を自らの手で守るべく行動を起こさなければ成りません。 “松原の無秩序状態の解消”は我々専門店の権利を守る事になり、“市場の一本化”が市場の弱体化を防ぐ最も有効なる手段であります。 我々はこの問題解決に勇気を持って取り組まなければ成りません。 専門小売店が“自信”と“誇り”をもって安心して商売に専念する為に! 市場の一本化を図る事は“松原の無秩序状態の解消”に直結する解決策でもあります。 我々名花協組合員店は専門店としての処遇・対応を求めて仕入れ環境の整備を追及していく事で自らの権利を大きく主張し、 無秩序販売の混乱から脱却を図らなければ成りません。 市場一本化に向けて 一、名花協組合員の意見・意志の統一 (松原の無秩序の解消は松原地域での卸売り業務そのものの消滅以外に無い!) 二、名花協組合員以外の専門小売業者の名花協への包含((定款、規約の改正) 三、名港による卸市場の受け入れ態勢の整備 四、名港内での相対(中京花卉園芸農協)生産者の直売場所の確保 五、相対市場(中京)を中心に周辺仲卸業者(鉢物)の可能な限りの収容(出来れば全員) 六、名花協組合員の名港での仕入れ一本化への決意と実行


「組合員の組合員による組合員の為の組合」「秩序ある仕入れ環境の構築」                    名古屋生花小売商業協同組合  理事長  中村 貞雄 名花協は一昨年新執行体制のもと「組合員の組合員による組合員の為の組合」「稚序ある仕入れ環境の構築」を活動指針・スローガンとして掲げ運営をして参りました。そして、先ず組合の活性化を目指し“活性化委員会”を立ち上げ ①理事会の開放(支部長の理事会傍聴) ②専門店力の向上(産地見学・研修) ③購買事業の拡大(購買ブリッジ店の拡張) ④社会認知度の向上(フラワーマルシェ出店等での広報・消費宣伝活動) ⑤事務局改善(若林コンサルの提言・実施)等などを行い “組合、組合活動への理解促進”“組合員利点の拡大、徹底”“組合員の社会的地位の向上”“組合財政の充実”を図って来ております。  しかしながら、バブル崩壊後20年余、我国の経済はデフレ不況から抜けきれず、我々花業界も長期に亘って低迷をしており、全国屈指の花産地、東海地域でも悪戦苦闘を余儀なくされています。 小売業界・名花協も例外なく強い影響を受け、廃業等による脱退・退会店が続出しております。特に平成22年4月に開業しました愛知名港花き卸売事業協同組合(愛知名港花き地方卸売市場)への不完全な移転による仕入れ環境の二分化(名港と松原)と所謂「柳橋化」の進行で小売店の経営環境は一段と悪化し組合員減少に拍車が掛かっている状況です。 名花協はこの閉塞した状況を打破し、組合員の“経営の独立性、生活権の確立と安定”という基本的権利を主張し、かつ確保すべく新たに“外に向かっての活性化活動”を展開して行かなければなりません。即ち「秩序ある仕入れ環境の構築」のための市場の一本化です。 名花協は2月1日から始まる平成二十五年度、この問題解決に正面から取組んで参ります。 混乱・混迷の極みに達している“松原”から脱却し“名港”での仕入れで一本化出来る様にあらゆる条件の整備を行い、専門店である全組合員が一ケ所(名港)で仕入れし、「誇り」と「自信」をもって営業に専念できる「秩序ある仕入れ環境の構築」を模索いたします。 この難事業には様々な困難が予想されます。是非一致団結して克服して参りたいと存じます。―何卒全組合員の結束にお力添えを伏してお願い申し上げます。―